昨日は東工大に日本ソフトウェア科学会主催のP2P問題に関するシンポジウムを見に行く。
既に内容については
ITProや
ITmedia等で一部公開されてますのでそちらをご覧いただくとして、突っ込みたいのはそこではなく、先日
壇弁護士のblogで突っ込まれてた塩澤助教授@成蹊大の記事の話を、相も変わらず塩澤氏が昨日の講演でやってたこと。(画像はそのとき塩澤氏が使ってたプレゼンの写真)
壇氏も既に突っ込んでるので繰り返しになりますが、Winnyに限らずそのへんのファイル交換ソフト使ったことがあれば、ファイル名がわからなくても適当なキーワード入れれば、そのキーワードに合ったファイルが落ちてくることはすぐに確認できるでしょうに。
あと塩澤氏は「名前をアピールしたい著作者が、わざわざ匿名の共有ネットワークでオリジナルの作品を公開するはずがない」などと主張してますが、匿名の共有ネットワークだろうが、ファイル名に名前を入れるなり、MP3ならID3フィールドに作詞・作曲者の名前を入れるなり、lzhやzipで固めた中に著作権表示とライセンス文書を入れとくなり、いくらでも名前を売る方法はあるわけで。もちろんそれらが改変されてしまう可能性はありますけど、そのあたりはMD5 Checksumとかである程度カバーできるでしょう。
正直この部分はあまりにもあきれたので、取材を依頼された先に送ったレポートには含めませんでしたが。何とかならんもんかと。