えー、昨日毎年恒例の「
JASRAC賞」の発表があったそうで、それに伴って定例の記者会見があったとのこと。
んで
発表資料を読んでみたら、いろいろ興味深い内容が出てたので、かいつまんでご紹介。
「著作物利用料収入が前年比3.1%減」ってのはあちこちのニュースで紹介されてますが、細かく内訳を見ていくと、目についたのは以下のような点。
○ついに「ビデオグラム」からの収入が「オーディオディスク」からの収入を上回る
確かJASRAC的には「DVD付きアルバム」がビデオグラムに含まれるはずなのでその影響なんでしょうが、それにしてもここまではっきり映像シフトが進むとは。ビデオグラムは対前年比で99.1%とほぼ横ばいなのに対し、オーディオディスクは同82.6%で大幅減ですからねぇ。
○ダウンロード販売は順調な伸び
着メロ(前年比70.9%)・着うた’(同79.4%)が大幅減なのに対し、ダウンロード販売は118.2%でプラス。あと動画ストリーム系も前年比143.8%(まあ絶対額が少ないですが)と伸びているので、こっちもそのうち動画配信が伸びてくるのかなぁ、と。
○出版不況の影響?
ここんとこ雑誌の休刊・廃刊が相次いでますが、その影響もあってか出版等の収入が前年比89.5%と減少。
ただ結局のところ、昨年度の収入源の原因って結局「
ヒット曲がなかった」点に尽きるのではないかと。
なんせJASRAC賞の金・銀・銅賞(よーするに著作物利用料収入の上位3曲)に、
当該年度に発売されたシングル曲が一曲も入ってません。これってたぶんJASRAC賞史上初めてのはず。この点からも「去年は一般に広く知られるヒット曲が皆無だった」ことは裏付けられるでしょう。
「ヒット曲が出ない」原因を探るのは私の専門外なのでやめときますが、ヒット曲があればカラオケとかで歌う人も増えるはずなのに、
カラオケ分配額ベスト10にも去年発売された曲が一曲もないという異常事態ですからねぇ。
これがたまたまなのか、今の音楽業界が進んでいる方向が間違っているのか、どちらなのかはもう少し様子をみる必要があるでしょうが。