今年のInteropにおけるセキュリティ周りの話題について
@ITのレポートなんかが出たことを受けて、
セキュリティホールmemoさんあたりでは「ニュース記事なのに「地道」を語らざるを得ないほど何もなかったのか?」と書かれてしまってましたが、実際Interopに参加した感想としては、これはある意味で「Yes」である意味で「No」といえるんじゃないでしょうか。
今年のInteropはいい意味でも悪い意味でも、特に展示会部分が「ネットワークインフラ」に特化した内容になってたように思います。展示スペースがホール1~5まで(しかもホール4・5はIMC Tokyoが使ってたので実質的にはホール1~3まで)と過去にないぐらい縮小され、さらに夜のBoFの設定が一本もないという状況で、展示内容も大半がルータ・スイッチ系か、じゃなければ「データセンタ内の冷却ソリューション」といった感じのもので占められていたので、正直なところこの展示内容で「セキュリティ」を語るというのは難しかったのではないでしょうか。だいたい、今時外部からの侵入を許すような脆弱性を持ったルータ・スイッチなんてほとんど見かけなくなりましたし。
元ライターの立場から見ると、もうちょっと上位レイヤでの話題(脆弱性検査ツール、Webアプリケーションファイアウォールなど)をメディアでは期待していたのではないかと思うので、まあこれは仕方ないのかなぁ、と。
一方でハンズオンセッションでやってた「ルータ・スイッチレベルでパケットを全部ミラーリングして特定のセグメントに集めて分析する」話なんかは、大企業でネットワーク管理をやってるような方には相当役立つような内容だったのではないかと思いますが、これはさすがに有料セミナーですし、メディアでその内容を伝えるわけにはいかないでしょう(笑)
そういう意味では、Interopは「ホントのネットワークインフラに携わる人向けの展示会」として今後はニッチな存在になっていくのが正しい姿なのかもな、と思います。昔はその上のアプリケーションレイヤもInteropで面倒見てましたが、今やアプリケーションレイヤはそれぞれの分野で独自に展示会やセミナー等を開くようになってますし。