大手通信事業者6社が『LiMo Platform』携帯を発売へという記事をYahoo! ニュースで見かけて、あまりにも的外れなコメントばかりが並んでるので、ちょっとばかし言及してみようかと。
そもそも
LiMo Foundationのページを見ればわかるように、既にドコモの705i/905i以降のPanasonic/NEC製機種はLiMo Foundationの認定を受けているわけで。それにそれ以前の機種についても、NECとパナソニックは早くからOSにLinuxを使った開発を進めていたことは業界では周知の事実。その意味では海外ではともかく、日本では既にLinuxケータイは(それとはわからない形で)かなりの数普及してるということはまず知っておいたほうがいいでしょう。
あと「Linuxを使うとウイルスに感染しやすくなる」とかなんとか騒いでる人間がいますが、そもそも携帯電話向けのウイルスってのは既に数年前から登場していて、Symbian OSなんかでも結構な数ウイルスが登場している以上、「Linuxにしたからどうこう」と騒ぐこと自体がナンセンスかと。
ついでに言えば、Googleが今がんばって開発している携帯向けプラットフォームの「Android」にしたって、ありゃ基本的にLinuxカーネルの上に独自開発したJava VMとAPIを乗っけた代物ですからねぇ。Linuxケータイを否定したらAndroidも否定しないと釣り合いが取れませんよ>反対派の方々
ただ逆に言うと、705i/905iシリーズを見てもとても誰もスマートフォンとは思わないように、「Linuxケータイになったからといって自由度が増すとはいえない」という点もある種の事実としてあるわけで。OSにLinuxを使ったところで、メーカーや携帯キャリアががちがちにソフトを固めれば、ユーザ側でカスタマイズできる部分なんてごくごく限られることは、海外で売ってるNokia端末とドコモ向けのNokia端末の違いを見ても明らか。
まあ日本の携帯の場合、日常よく使いそうな機能はほとんどデフォルトで入っちゃってますし(使い勝手の問題でソフトを入れ替えたい、とかいうニーズを除けば)、ユーザの勝手アプリを無制限に許してしまうとおさいふケータイ部分のセキュリティとかとの兼ね合いも問題になってきそうなので、なかなか難しい部分もあるんだと思いますが。
そういうわけで結論としては
・とりあえずユーザ側で大騒ぎする必要は全くない
・きちんとした評価は、LiMo Foundation認定を受けたスマートフォンが日本で発売されてから
というところじゃないですかねぇ。